大蔵経寺山

あさぎり山の会

2018年12月24日 20:00

大蔵経寺山は甲府盆地の東はずれの石和温泉の北側にある標高716米の低山である。
登山口の近くには真言宗の寺で、平安時代初期に建立されたといわれる大蔵経寺がある。
寺の名前は山からとったとの説明が案内板にあった。
登山口を0840分出発、ほどなく害獣よけフェンスに出る。簡易舗装の道を20分ほど行くと
山神社への分岐が。そこまで4分とある。5分で着いた。神社は手入れされていて地元の人の
信仰心がうかがわれる。ここからやや不明瞭な地形図に載っていない道となる。
この山はかつて海の底にあったものと思われ、名残りの50~200cm越えの大石が道の
あちらこちらに転がっている。その上に、クヌギやミズナラの固い大きな落ち葉が乗っかって
いて歩きにくいこと。足を取られながら進む。やがて6世紀ごろの渡来人のものといわれる
積石塚古墳群に出た。古墳といっても石の上に平らっぽい石を乗せたもので、銘板がないと
気が付かないで通りすぎてしまウだろう。
それにしても歩きにくい、そしてテープが無いと道を外れてしまいそう。
展望の良い600米地点で小休止。御坂山塊の上に、雪に覆われ、強風で東側に
雲をたなびかせている富士の山がチョコンと顔をのぞかせていた。頂上が近くなると道も
やや緩やかになり、ほど無く大蔵経寺山に到着した。二等三角点があった。
記念写真を撮り第二展望台へ向かう。やや急な道を落ち葉を踏みしめながらすすむと、
展望の良い場所に着いた。風が強くなってきたので風のないところで早めの昼食をする。
桃の花が咲くころには一面ピンクの絨毯のような光景が眼下に広がるのだろう。
第二展望台から25分ほど下ると第一展望台。ここは石和の町や御坂の山も見渡せるいい所だ。
5分ほど下ると山神社分岐に出る。写真を撮り、落ち葉に覆われた簡易舗装の道を15分ほどで
登山口の駐車場へ。なんとまだ12時。大蔵経寺に寄り、石和ののなごみの湯に入って、
15時10分市役所P着。2018年最終山行を無事終えることができた。














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