雪上訓練「西穂高・独標」

あさぎり山の会

2015年12月20日 18:00

12月19日(土)~20日(日)の二日間会行事「雪上訓練」を「西穂高・独標」にて実施しました。
参加者は新人、ベテランの計13名。
富士宮市役所を5時、3台の車に分乗し出発する。
諏訪SAで朝食休憩をとり「新穂高温泉」登山口に向う。第二ロープウェー駐車場を目指したが
クローズのため「登山指導センター」前の無料駐車場に留める。珍しく空きがありラッキー。
10時丁度発のロープウェーでようやく出発となる。予報通り空は灰色に覆われている。
10時30分登山口の「西穂高口」に到着。いつもの迷路のような「雪壁」がないのに
(予想はしていたが)チョットビックリ。準備を整え9時40分「西穂山荘」に向け歩き出す。
途中たくさんの団体グループと前後して進み、12時丁度山荘に到着する。
やはり「雪」が少ない感じ。ここで「昼食タイム」。定番の「西穂ラーメン」を食す。
「塩」を食べたがやはりここでは「味噌」だったかとチョット後悔。

小屋周辺は訓練には不向きなので「丸山山頂」の少し先、信州側の斜面を使って「訓練」開始。
滑落停止、ラッセル、耐風姿勢など師匠の実践を交えた指導に
全員真剣に取り組んでいたのが印象的でした。
「前のめり」の滑落停止はものすごい恐怖心が先行しなかなかできないものだが
3人の若手は果敢に挑戦していた。どこも積雪が足りなく楽しい「雪洞」造りは見送った。
訓練中もガスが湧いたり消えたりを繰り返し時々顔を出す山々が見事で
訓練の手も止まりしばし立ち尽くしてしまう。山荘にもどり夕食までは「談話室」で
歩荷したお酒がなくなるまで雪山の話題で盛り上がりました。


明けて翌日20日は朝焼けとともに雲一つない快晴の空が上空に広がる気持ちの良い朝。
今日は「実践・西穂独標」、準備を整えゆっくり目の7時過ぎ山荘を出発する。
風は微風、「丸山」に向かい高度を上げると周辺の山がせり上がってくる。
15分ほどで「丸山」に着くと展望は一気に広がる。
岐阜側の「笠ヶ岳」はモルゲンロードに染まり神々しく見える。
前方を見れば「独標」が頭を見せていいてテンションが上がる。

急登を登り上げると緩やかな「トラバース」道に入り間もなく「独標」手前の「小岩峰」の
巻道にさしかかる。チョットした岩場を下れば「独標ノコル」に下り正面に「独標」が大きく迫る。
ルートも明瞭、たくさんの登山者の姿がはっきりと見えてくる。
一本ルートなので登りと下りが交差するのはやむ得ないが退避スペースが小さいので神経を使う。
8時10分見事全員登頂成功。山荘から1時間07分でした。
気のせいかタイムが年々早くなっているように感じる。展望はまさに絶景、
先に進みたい衝動を抑えて「登頂写真」を撮って下山を開始。
途中登って来た単独の「おじさん」にだいぶ待たされる事になってしまいましが
こんなことは毎回の事です。ロープにハーネスと装備してきましたが杞憂でした。
9時15分山荘に到着、往復2時間12分でした。


ポカポカ陽気の山荘でゆっくりした後ロープウェー駅に向け下山を開始。
ロープウェー展望台で絶景を堪能し途中の平湯の温泉で汗を流し岐路に着く。
途中立ち寄った松本郊外のスポーツ店は資金があったらもう一度行ってみたい(ナ)。
冬山シーズン前の訓練は大いに役に立つと思います。
貴重な師匠の教えは忘れないで欲しいと思います。「ころばない」ことが大事。ですね。

記録:西穂高口登山口9:40→西穂山荘12:00~13:00(昼食)→丸山訓練13:15~15:00
   →山荘15:20
   二日目 西穂山荘7:03→丸山7:20→独標8:10~8:20→丸山9:00~9:06→
   西穂山荘9:15~10:21→西穂高口11:17





















































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