2014年09月09日

秋の気配の小川山クライミング

秋の気配の小川山クライミング
秋の気配が感じられる9月9日、小川山へクラックを登りに行ってきました。
行き先は妹岩。今回はもも師匠と二人なので、本数稼ぎのような形になりました。

まずは「愛情物語」5.8でアップ。このルート、クラックというよりフェースの要素が強く、
カムのセットもフレアしているので、意外とむずいです。緊張する中、二人とも無事終了。

次いで「カサブランカ」5.10aに移動。
何度も登っているルートですがいつ登っても、ハンドジャムが学べるよいルートです。
師匠は相変わらず美しいスタイルでハンドジャムを決め、スイスイと高度を稼ぎ、
あっという間に終了点へ。
私はというと、湿り気を気にしすぎて、途中、カムをセットするのを忘れ、
師匠に指摘される始末。ビビッて2個重ね取り。何とか終了点へ。

師匠は9月11日からのヨセミテ遠征に備えて、
「竜の子太郎」5.8を2ピッチ一気に登ります。
このルートも1ピッチ目の出だしからむずいフットジャムで始まり、
2ピッチ目はワイドクラックのルート。ワイドのカムも取りずらく、
先人たちの偉大さを感じさせられるルートです。
終了点からは2回の懸垂で降りられます。
師匠の後、私もトライ、ワイドクラックで体力を消耗しました。
2人とも2ピッチを通しで登るのは初めて。充実感はありました。

昼食後は「ジャックと豆の木」5.10bcに取りつきます。
下部が多少濡れてはいましたが、登るのにはそんなに支障にはなりません。
右足フットジャム、左足スメアの下部、核心は中間部のフレアー部分のレイバック、
そして上部はフィンガークラック、思えば昨年の夏、
オンサイトで取りつき、核心部で落ちました。
今年は、8月に一回、そして今回も落ちることなく登れました。
進歩はしています。二人とも難なく乗り切り、満足。

それにしても、この日はクライマーは私たち二人だけ。
小鳥のさえずりを聞きながらのんびりクライミングです。

次は、「ムードはいい線」5.9.発表時のグレードは確か10a.
取りつきアンダーから、スラブ、フレアーしたワイドクラック、
そして、フィンガーでトラバース。
回収が面倒ですが、ほかには無い、ちょっとアルパインチックな好ルートです。

このあと、「カサブランカ」と「愛情物語」再度登り、終了。
なんとクラックルートを累計8本も登ってしまいました。
ヨセミテに行く師匠も、よいトレーニングになったと思います。
5月末から9月初めまで、湯川、小川山と辛抱して付き合ってくださったもも師匠には感謝です。
ヨセミテから帰ってからも、湯川や城ケ崎のクラック、よろしくお願いします。
以下、この3か月余の成果です。

きびたき 5.10c オンサイト
オオルリ 5.9  フラッシュ
サイコキネシス 5.10d オンサイト
台湾坊主 5.9 フラッシュ
笠間のピンキー 510c オンサイト
ノーリターン 5.10c オンサイト
さよなら百恵ちゃんルート 5.9 1p目 オンサイト
小川レイバック上の無名ルート 5.10c オンサイト
クレージージャム 5.10d 2回目RP



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Posted by あさぎり山の会 at 18:00│Comments(0)クライミング山行報告2014年
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