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2016年10月23日

ビバーク訓練(竜ヶ岳)

10月22日(土)~23日(日)に竜ヶ岳でビバーク訓練をやりました。参加者は会員8人です。
富士宮市役所を正午に出発。本栖湖のキャンプ場Pに13時到着。身支度して13:05出発。
当初は山頂でビバークする計画でしたが、広い草原は本来ビバークには適さない事や
ガスが掛かり風も強いことから、取りあえず標高1200m程にあるあずまやを目指して登り、
適当な場所を探すことになりました。
紅葉が始まりかけた樹林帯を気持ちよく登りましたが、辺りは真っ白の世界。
あずまや地点までは約1時間でした。木も少しはありますが、笹原の吹きさらし。
途中の標高1100m地点は平らな広い場所があり、木が風よけになりそうでした。
相談の結果、1100m地点でビバークすることに決まり。

ビバーク地点に到着したのは14時半頃。先ず緊急避難用のテントをみんなで張り、
その後各自のツエルトで寝床づくりをしました。
ツエルトにはいろいろな種類があり、張り方も様々。とても参考になりました。
全員準備できたところで会のテントに入って、食べたり飲んだり話したり。(16時~17時頃)
うす暗くなってきたのでそれぞれのビバーク場所に散りました。

それから翌朝5時頃までの12時間はそれぞれの工夫で過ごしました。
夜中にテントへ緊急避難をする人もいましたが、1~2時間ごとのリーダーの見守りの甲斐もあり、
ビバーク訓練は無事に終了しました。失敗談、成功談はいろいろありますが、
参加した人はとても勉強になりました。
ご褒美は富士山からの日の出とモルゲンロートの白根三山。
教育遭対部の配慮と準備に感謝。










  


2016年10月16日

金峰山(大日岩コース)

最近は大弛峠からの楽々ピストンが多いが、今回、紅葉が始まったばかりの廻り目平から
破線ルートではあるが、八丁平分岐から眺めの良い大日岩を経由して
千代ノ吹上コースから頂上へ登り、金峰山小屋より下る周回登山を会員11名で行った。
金峰山2595mは北奥千丈岳2601mに次ぎ奥秩父第二の高峰で、山梨側は「きんぷさん」、
長野側は「きんぽうさん」と呼ぶ。
廻り目平はキャンパーやボルダーで賑わっていたが、満車の表示の中でスムーズに
金峰山荘の奥の駐車場に2台停めることが出来た。
ただ車での入場料300\/人は少々高い気もするが、川上村の友人に聞けば
村の貴重な財源となり、この山域整備に役立てているという。
早速支度し、Eさんの指導で体をほぐして7:50出発。西股沢沿いに幾分黄色くなった木々と
両側に聳える岩峰群を見ながら林道を一時間程歩くと林道終点・中ノ沢出合に到着した。
左の中ノ沢側は大掛かりな砂防工事中。帰りは金峰山小屋からここへ下る予定。
さてここからは破線ルートだが右の砂洗川左岸沿いに八丁平方面へ取り付く。
苔むした岩交じりの急坂を登り越すと右からの沢にぶつかった所でルートトラブルが発生した。
登山ルートを示す薄いテープマークは沢を渡った所に見えるが、
一週間ほど前にこの山域の小川山に登り、このルートを下山したメンバー2名が
この沢を渡った記憶は無いのでこの沢を渡らず、沢沿いの左岸を登るのではないのかと言う。
が、踏み跡が無い。皆が勝手に動かないようにしてそれぞれのルートを偵察確認し、
約20分停滞したものの最終的にテープマークの有るルートをリーダーが選択して出発した。
沢を渡り尾根を巻くように登り砂洗川上流左岸に近づいたところで、
先ほどのメンバーの記憶がよみがえり、このルートと一致している事が判明しホッとした。
沢を一本間違っていたようだ。記憶に頼らずルートの現況判断をマークや地図等で
的確に行うことの大切さが分かった。
やや遅れたが大岩の脇を一登りすると小川山に続く八丁平への分岐に到着した。
ここからルートは鮮明となり、南にシャクナゲの木々の中を木の根や石に注意しながら
急坂を30分程登るとようやく東側の展望が開け大日岩に着いた。
岩の基部を右に回って岩上の展望台に立つと素晴らしい展望が開けた。
大ヤスリ岩が目立つ岩峰群の瑞牆山が金峰山から見るより大きく迫り、
その後方には主峰赤岳を擁する八ヶ岳、その左に乗鞍岳、御岳、中央アルプス、
そして甲斐駒、鳳凰三山、北岳などの南アルプスがパノラマに広がり、
暫し皆で見入ってしまった。景色の余韻を残しながら、
南東約2km先に見える大きな五丈岩を抱く金峰山へ向けて歩き出す。
少し下ったコルで瑞牆山荘方面からの道を併せると行き交う登山者が増えて来る。
シャクナゲが多い灌木の中の岩交じりの急登を登ると再び展望が開け、
南アルプスや遠くに富士山を見ながら登る。時間がやや遅れているが、
昼食は山頂でと気合を入れ、長丁場の稜線の岩場を登る。
大日岩から約2時間半でようやく金峰山・五丈岩に到着。
すぐ西の岩が積上がった山頂で全員の登頂写真を撮り、五丈岩下で寒風を避けて
短時間で昼食を取る。予定より約1時間遅れで14:00下山開始。
急斜面をジグザグに降り15分で金峰山小屋に着く。トイレ休憩(200\expensive!)。
後は一気に標高差570mのシャクナゲの多い尾根コースを林道出会いまで下る。
午後3時を過ぎ原生林の中の下山路は薄暗く、誰もが黙々と速足となるが
疲れて集中力が無くなると滑ってケガをしやすいのでお互いに声を掛けて
気を付けて下って行く。1時間20分程で中ノ沢砂防工事場の脇にポンと出て
林道出会いに到着した。さらに1時間程で廻り目平駐車場に到着。
時刻は16:50とやや薄暗くなった。ぐるり一周約9時間の静かであったが
ややハードな山行となった。車で20分程下った川上ヘルシーパークで汗を流し、
途中夕食を取って帰路に就いた。 








  


Posted by あさぎり山の会 at 18:00Comments(0)登山・ハイキング長野県山行報告2016年