2015年06月22日
石鎚山・剣山
6月20(土)~22(月)、四国「石鎚山」と「剣山」に行って来た。参加者は会員4名の少数精鋭。
四国は遠いので簡単に行けるところではない。



気合いの入った4名が前日の夜から高速道をとばし
まずは最初の山「石鎚山」の成就(下谷)登山口駐車場に乗り入れる。
あいにくの天気で駐車場はガラガラ、駐車場のおやじさんも暇そうで口数が多い。
7時40分発のロープウェーで山頂成就駅に着く。周囲はガスで展望はなし。
今日は展望よりも「クサリ場」と山頂の岩尾根歩きが目的と開き直って歩き出す。
すぐに「石鎚神社中宮成就社」に到着。立派な社と宿泊施設があった。
登山道は正面の重厚な「神門」を抜けて始まる。




八丁坂を下って木の階段を上ると最初のクサリ場「試しのクサリ」が出てくる。
ほどほどの勾配だが78メートルと長い。おまけに異様に太いクサリ。
雨が降ったり止んだりの天気で足元は悪い。腕力を利かして滑り落ちないように登る。
頂上は太いクサリが岩峰にぐるぐる巻きに止められており普通のクサリ場とは違う雰囲気だ。
ガスに包まれやはり展望はない。下りのクサリは初め垂直、後半は滑り台、
かなりの緊張を強いられるところだが、ここは下らないと先に進めないのだ。
皆の顔が緊張する。ネットで紹介されていたがウソではなかった。
下った先は「前社ヶ森小屋」で雨脚が強くなったのでここで休憩をとる。




小降りになったところでまた歩き出す。「夜明かし峠」を越えるとクサリ場「一ノ鎖」が出てくる。
長さは33メートル、勾配がきつくなってきた。ここも腕力頼みで登る。
「土小屋分岐」を過ぎ「二ノ鎖小屋」に到着。小屋は新築工事中で
隣に立派な「トイレ兼休憩所」ができていた。「二ノ鎖」に直進する。
長さは65ルート、途中にオーバーハングがあり手こずるが同じく腕力頼みで登りきる。
最後の「三ノ鎖」は新築中の「三ノ鎖小屋」に隠れて登山道からは見えない。
裏手にぐるっと回り込んで取りつく。長さは68メートル、ここもガスに包まれクサリの先は見えない。
岩の溝にはまり込んだように太いクサリが伸びている。中段から勾配がまたきつくなってくる。
クサリが2本、3本と並行しているので適当に掴んで登る。
クサリの途中に付いている三角形の「アブミ」も登攀の助けになりありがたい。
足元が滑るのでここでも腕力に頼らざるを得ない。
登り終えると「石鎚神社頂上社」の裏に出た。巻道で登ったU子が先に着いて待っていた。

そうなんです、クサリ直登より巻道の方が断然早いんです。




「弥山」山頂に到着、そのまま「天狗岳」に縦走する事に。
せまい岩尾根はなかなかスリリングだ。ガスに包まれているのが良かったのか
どんどん進み「天狗岳1,982m」まで来るとその先に「南尖峰1,982m」のシルエットだけが目に入る。
「当然行くよね」と言うことでナイフリッジの岩尾根を進むと頂上に到着する。
しかしその先にまたもやピークらしきシルエットで見える。
標高が同じ程度で展望もないのでここで引き返す。
「弥山」で昼食をとり、雨で危険なクサリ場を避け「巻道」で下山した。
下山後は「道後温泉」近くの宿で疲れを癒す。



翌日は7時宿を出発、途中のSAで朝食をとり
「剣山」登山口のリフト乗り場駐車場へ11時前に到着、リフトで山頂駅に着く。
そこからは30分ほどで「剣山」の山頂に到着だ。
今日は「次郎笈」を越え「丸石」から「かずら橋」に下る計画。
今日もお山は「ガス」に包まれ時折展望が開けると言った天気。
「剣山」から「次郎笈」に下る稜線は雄大で
背の低い笹尾根に伸びた登山道が美しく目に入ってくる。
「次郎笈」をピストンして帰ってくる人が大半でその先に足を延ばす人はごく少数のようだ。





「次郎笈」で昼食していると大粒の雨が降ってきた。
いそいで済ましカッパを着て「丸石」に進むとすぐに雨は止んだ。
げんを担いでそのまま着てあるくと以後雨には降られず。
「丸石」から先樹林帯をしばらく進むと「丸石避難小屋」に到着する。
ここから「かずら橋」まで樹林帯を激下りをする。



途中の「国体橋」で小休止、16時に予約してある「タクシー」の時間を気にしながら下ると
「かずら橋」に到着。時刻は15時48分、パーフェクトだ。
「かずら橋」は維持管理のため入山料として一人550円也を徴収していた。
安全のため「かずら」の中心には鋼鉄製のワイヤーが通っており強度を保っている。
揺れるのと足元に隙間があるのでスリリングではある。

国道に出るとジャンボタクシーが丁度待っていた。
駐車場まで戻り今日の「宿」に着く。
帰るだけとなった翌22日は帰り道にある「鳴門の渦潮」を見物。
潮の時間とタイミングが合わず大きな「渦」には遭遇しなかったが
長距離遠征の楽しみの一端を味わい帰路に就いた。


四国は遠いので簡単に行けるところではない。
気合いの入った4名が前日の夜から高速道をとばし
まずは最初の山「石鎚山」の成就(下谷)登山口駐車場に乗り入れる。
あいにくの天気で駐車場はガラガラ、駐車場のおやじさんも暇そうで口数が多い。
7時40分発のロープウェーで山頂成就駅に着く。周囲はガスで展望はなし。
今日は展望よりも「クサリ場」と山頂の岩尾根歩きが目的と開き直って歩き出す。
すぐに「石鎚神社中宮成就社」に到着。立派な社と宿泊施設があった。
登山道は正面の重厚な「神門」を抜けて始まる。
八丁坂を下って木の階段を上ると最初のクサリ場「試しのクサリ」が出てくる。
ほどほどの勾配だが78メートルと長い。おまけに異様に太いクサリ。
雨が降ったり止んだりの天気で足元は悪い。腕力を利かして滑り落ちないように登る。
頂上は太いクサリが岩峰にぐるぐる巻きに止められており普通のクサリ場とは違う雰囲気だ。
ガスに包まれやはり展望はない。下りのクサリは初め垂直、後半は滑り台、
かなりの緊張を強いられるところだが、ここは下らないと先に進めないのだ。
皆の顔が緊張する。ネットで紹介されていたがウソではなかった。
下った先は「前社ヶ森小屋」で雨脚が強くなったのでここで休憩をとる。
小降りになったところでまた歩き出す。「夜明かし峠」を越えるとクサリ場「一ノ鎖」が出てくる。
長さは33メートル、勾配がきつくなってきた。ここも腕力頼みで登る。
「土小屋分岐」を過ぎ「二ノ鎖小屋」に到着。小屋は新築工事中で
隣に立派な「トイレ兼休憩所」ができていた。「二ノ鎖」に直進する。
長さは65ルート、途中にオーバーハングがあり手こずるが同じく腕力頼みで登りきる。
最後の「三ノ鎖」は新築中の「三ノ鎖小屋」に隠れて登山道からは見えない。
裏手にぐるっと回り込んで取りつく。長さは68メートル、ここもガスに包まれクサリの先は見えない。
岩の溝にはまり込んだように太いクサリが伸びている。中段から勾配がまたきつくなってくる。
クサリが2本、3本と並行しているので適当に掴んで登る。
クサリの途中に付いている三角形の「アブミ」も登攀の助けになりありがたい。
足元が滑るのでここでも腕力に頼らざるを得ない。
登り終えると「石鎚神社頂上社」の裏に出た。巻道で登ったU子が先に着いて待っていた。
そうなんです、クサリ直登より巻道の方が断然早いんです。
「弥山」山頂に到着、そのまま「天狗岳」に縦走する事に。
せまい岩尾根はなかなかスリリングだ。ガスに包まれているのが良かったのか
どんどん進み「天狗岳1,982m」まで来るとその先に「南尖峰1,982m」のシルエットだけが目に入る。
「当然行くよね」と言うことでナイフリッジの岩尾根を進むと頂上に到着する。
しかしその先にまたもやピークらしきシルエットで見える。
標高が同じ程度で展望もないのでここで引き返す。
「弥山」で昼食をとり、雨で危険なクサリ場を避け「巻道」で下山した。
下山後は「道後温泉」近くの宿で疲れを癒す。
翌日は7時宿を出発、途中のSAで朝食をとり
「剣山」登山口のリフト乗り場駐車場へ11時前に到着、リフトで山頂駅に着く。
そこからは30分ほどで「剣山」の山頂に到着だ。
今日は「次郎笈」を越え「丸石」から「かずら橋」に下る計画。
今日もお山は「ガス」に包まれ時折展望が開けると言った天気。
「剣山」から「次郎笈」に下る稜線は雄大で
背の低い笹尾根に伸びた登山道が美しく目に入ってくる。
「次郎笈」をピストンして帰ってくる人が大半でその先に足を延ばす人はごく少数のようだ。
「次郎笈」で昼食していると大粒の雨が降ってきた。
いそいで済ましカッパを着て「丸石」に進むとすぐに雨は止んだ。
げんを担いでそのまま着てあるくと以後雨には降られず。
「丸石」から先樹林帯をしばらく進むと「丸石避難小屋」に到着する。
ここから「かずら橋」まで樹林帯を激下りをする。
途中の「国体橋」で小休止、16時に予約してある「タクシー」の時間を気にしながら下ると
「かずら橋」に到着。時刻は15時48分、パーフェクトだ。
「かずら橋」は維持管理のため入山料として一人550円也を徴収していた。
安全のため「かずら」の中心には鋼鉄製のワイヤーが通っており強度を保っている。
揺れるのと足元に隙間があるのでスリリングではある。
国道に出るとジャンボタクシーが丁度待っていた。
駐車場まで戻り今日の「宿」に着く。
帰るだけとなった翌22日は帰り道にある「鳴門の渦潮」を見物。
潮の時間とタイミングが合わず大きな「渦」には遭遇しなかったが
長距離遠征の楽しみの一端を味わい帰路に就いた。

