2015年09月23日

北岳バットレス4尾根

去年計画していて実行できなかったバットレスのチャレンジが今年も話に上がって 数ヶ月。
ひと月前くらいから楽しみと緊張で何とも言えない心境だった。
1週間前には天気の心配までするようになり、かなりソワソワしていた。
前日夜、パッキングした荷物を最 終チェック。

9/21 ついに、この日が来たと目が覚めて出かける準備をする。富士宮市役所にAM5:00集合、出発。
芦安の駐車場の 心配をしながら7:00には駐車場に車を停めてタクシー に乗り込む。
8:00には広河原に着き準備をすませ出発。歩き始めから沢沿いを歩く。
沢の水の音を聞きながら順調に歩を進 める。
今回の山行はテン泊装備プラス、クライミングギアがあるためにかなりの重量だ。
二俣に11:00頃到着。明日のバットレス取付き の下見をするかしないかで皆で悩んだ結果、
リーダーが何回も来てるので大丈夫と言う判断でそのまま白根御池に直行。
テントを設営 したらすぐに生ビール。明日のバットレスに緊張しているのかいつもよりビールが苦く感じる。
午後になりガスが上がってきたので早々にテントの中へ。
夕食 も17:00時近くにとり明日の3:00起床に備えて19:00前には全員就寝。

9/22 予定通り3:00に起きて4:00に出発。ヘッデンを点けて取り付きまで足早に歩く。
途中でピラミッドフェースをやると言う パーティーを抜き去り二俣まで出て来た。
そこから何度か渡渉を繰り返していると、さっき抜いたパーティーがルートを教えてくれた。
その二 人は昨日4尾根をやっていたらしく正確なルートを教えて くれた。
そ の結果当初予定していた2尾根取り付き点ではなくDガリー下部からのスタートになった。
ついにバットレスの挑戦がはじまった。
Dガリー下部を3Pほど登ってバンドをトラバースする。最初の一本目は本当に緊張した。
数本登ってようやく身体が馴染んできた。そし て、ついに4尾根取り付きにでる。
あの某有名動画サイトで何度も再生して手に汗握ったあの4尾根のクライミングが始まる。
取り付きから少 し悪い所が有りその後は草付きの楽な気 持ちの良い 岩が続く。
マッチ箱を懸垂で下りそこから崩落のあった枯れ木を上がる。
ここが一番高度感があって緊張したかもしれない。
崩落した岩場をト ラバースするのだが登っている裏側が切れ落ちガスが上がってきていて
恐怖感をより一層増していた様な気がした。そして最終ピッチ。
岩場が チムニーになっていて背負っていたザックが邪魔になり、なかなか思うように身体が動かない。
何とかそこを乗り切って終了点へ。終わって見ると、もう 終わりなのかと少し残念な気も。
そこから山頂まで30分ほど歩いて、ついに北岳山頂。山頂でゆっくり休んでBCのある白根御池へ直行。
14:00過ぎに無事にテン場 へ。祝杯のビールやらコーラで皆で乾杯。
ビールを飲みながら今日一日を振り返る。反省点も有ったが何より無事に戻って来れた事が何より だ。
寒くなってきて昨日とほぼ同じ時間に夕食そして就寝。

9/23 テントを撤収して8:00前に下山開始。
途中何度もバットレスを振り返って見て別れを惜しみながら広河原に到着。
タクシーで 芦安まで行き三日間の汗を温泉で流す。15:00過ぎには富士宮市役所に着いて解散。
今回の山は自分にとってチャレンジの山だったので、とても充実した気持ちだった。
今回はずっとセカンドだったので今度はトップでいける 様に精進しなければと思った(笑)。   
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